「西由比ヶ浜駅の神様」(村瀬健)・簡潔な感想
こんにちは(^▽^)/
今回は、村瀬健さんの
「西由比ヶ浜駅の神様」
について簡潔に感想を書きたいと思います。
この文庫が気になっている方は是非この記事を読んでいただき購入を検討していただけると嬉しいです。
※基本、私の簡潔な感想ですが多少のネタバレ含みます。
※本編を楽しんでいただけるよう極力内容に触れず感想を書きます。
まずこの本が感動するかについて、
感動します。
私は特に父親を亡くした青年のエピソードで大粒の涙を流しました。
家族は近くの存在でありすぎて雑に扱ってしまったり、自分のことばかりで実際にきっかけがないと大切さに気付かなかったりします。
もし、自身の父が突然亡くなったとき、大切な誰かが亡くなったとき、
後悔はないですか?
ちょうど私の父の体調が悪かった日が続いていたので最悪の場合を考えてしまいました。
新型コロナウイルスの感染が拡大するコロナ過の中、いつ何が起こるか分からないご時世です。
そんな中で後悔がないよう生きたいという自身の生き方や、
大切な人との時間や関わり方を考えさせられるお話でした。
亡くなってからでは何もできません。
何も言えません。
何も伝わりません。
生き返らせることはできません。
大切な人に明日があるかは誰にもわからないのです。
親のありがたみや大切な人への感謝の気持ちを忘れずに生きたいと思いました。
個人的に若い人には是非読んでいただきたいお話です。
何かきっかけがないと気づけない生き物です。
そのきっかけをこの本は教えてくれます。
1件の電車脱線事故に纏わる
婚約者を亡くした女性のエピソード、
片思いの女性を亡くした少年のエピソード、
事故を起こした運転手の妻のエピソードなどがあり
各エピソードででてきた電車脱線事故で大切な人を失った人達が、
話が進むにつれ絡み合ってきます。
そこがすごく鳥肌ものでした。
最後の章では今までの話の見方がガラリと変わるのもこの本の醍醐味です。
是非迷っている人は買って読んでみてください。
絶対買って後悔はしないはずです。
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